井上真樹夫さん 1938年11月30日生
お亡くなりになった運気について
「年運天中殺」といって
12年間のうち2年間回ってくる「天中殺」
更に「月運天中殺」といって
12か月のうち2か月間回ってくる「天中殺」
これらのことは【自分としては、生き切った】と捉えます。
去年と今年の「年運天中殺」では「寿命を示す星」が回っていました。
「天中殺」では、病気に罹っている場合
回復を見せるか・否かのどちらかになりやすいです。
自分の寿命や健康に対する「答え」が出やすい運気でもあります。
「宿命中殺」が存在
「宿命中殺」の中でも、「寿命中殺」という宿命です。
健康面に不自然さが伴う→異常性が出やすい面を持つことになります。
(このことが病気がちになるということではありません)
「寿命中殺」の特徴を二つ挙げます。
1・自覚症状とは違う病気である場合が多いこと。
2・体力的に無理が効いてしまうこと。
活動開始当時の運気から見える声優としての特色について
「算命学」では物事が始まった時の運気を重要視します。
ウィキペディアからは声優活動は1960年からとなっています。
当時の全体的な運気の流れから合わせて鑑定すると
「自分を示す星」が二度変化しており、別の星になっています。
このことが強いカリスマ性を発揮することに繋がると捉えます。
~占術的な説明~
1960年の運気
・年運 庚子
・大運 乙丑→庚と乙が干合して、庚と辛に変化→①とする
・年干支 戊寅
・月干支 癸亥
・日干支 丙寅
年干 戊は、月干 癸と干合して、丙と丁に変化→②とする
★日干 丙は①の辛と干合して、壬に変化する→これが一度目の変化となる。
★上記で変化した壬は②の丁と干合して、甲に変化→これが二度目の変化となる。
いくらカリスマ性を発揮しやすい運気だからといっても
必ずしもカリスマ性を発揮出来るとは限りません。
本人の努力が必要になってきます。
言い換えると、努力によって強いカリスマ性を発揮出来る可能性が高い
そういった運気の力がベースにあっての活動開始時期と見ます。
更にこのことと、先に申した「宿命中殺」を持つ宿命であることも
付け加えておかなければなりません。
陽占:人体図といって、
どの星がどの場所に座しているのかを示すモノからは
「伝達本能の星」である鳳閣星が孤立している状態で表れています。
人体図として見た時に
鳳凰星が表れているから「伝達本能」を発揮しやすいという解釈もアリですが
表われている状態として見た場合、更に見方が必要です。
◆「伝達本能」とは、人や周囲に自分の思いや考えを伝える本能。
声優業は、これに当てはまる。
鳳閣星が孤立していることからは
「伝達本能」を生業にすることは、物凄く大変なことです。
先に申した強いカリスマ性を発揮出来たとしても
このことは別の意味で大変な苦労を伴うと捉えます。
石川五右衛門、キャプテンハーロックといった
孤高とも言えるキャラクターにおいては
この鳳凰星が孤立している姿を持つ井上真樹夫氏にとって
妙な一体感を覚えた人物ではなかったかと思われます。
キャラクターの枠を超えて、演じる能力を与えられるのも
カリスマ性の強さでもあり
「宿命中殺」の成せる業でもあります。
宿命からの姿とは、或る意味不思議なもので
自分の宿命が、そのモノを引き寄せることが大いにあります。
今回の「天中殺」では
井上真樹夫氏にとって、この「伝達本能の星」が回っていました。
「伝えたい」「残したい」という御自身の強い思いが
「天中殺」での旅立ちに至ったと「算命学」では解釈します。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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