藤田嗣治氏 1886年11月27日生 没1969年1月29日 83歳
宿命からは心の葛藤の激しさが表れています。
表現においては、この葛藤から生じる力が大きく働いたと見ます。
常に変化を好み、アイデアが浮かんでは壊すということを繰り返しながら
作品にぶつけていく。
海外にも関心が向きやすいことと同時に
日本の古典的なモノにも惹かれやすいことも表れています。
生涯において5人の妻との結婚に至ったことについては
恋に落ちやすい宿命であることと
更に、最初に回ってくる運気の流れ→「大運」から表れています。
それは色情に関する問題を抱えやすいことが表れているからです。
最初に回ってくる「大運」で表れていることは
良い意味でもそうでない意味でも
その後の人生に大きく影響を与えることに…
フランスに帰化した時の運気(1955年69歳になる年)
当時の運気からは「天中殺」と「大運天中殺」となっています。いづれも不安定な運気です。
「天中殺」とは、誰しも12年間のうち2年間回ってくる運気。
「大運天中殺」は、64歳から始まって20年間続くことが表れています。
「天中殺」「大運天中殺」共に、自分の都合で状況を大きく変化させることを嫌う運気です。
更に、「天中殺」「大運天中殺」共に
これまでの生き方→宿命の活かし方・消化の仕方が問われる運気でもあります。
「大運天中殺」では「妻を示す星」が回っています。
このためこれまでの自分の人生における妻との関わり方が問われる運気です。
宿命からは「妻を示す星」は「守護神の星」です。
理由はともあれ、離婚再婚を繰り返すことは「守護神の星」の持つ加護は受けられません。
人生を締めくくる「大運」となったのも「大運天中殺」でした。81歳没。
しかも「大運天中殺」が明ける3年前。
このことにも宿命としての弱さ、宿命を活かしきれなかったところが表れていると捉えます。
結果として、後世に残る作品を残した藤田嗣治氏。
しかしながら、自分の宿命からの姿と照らし合わせた時に
歩んできた道が良かったのかどうかは別のことになります。
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