稀勢の里さん 消化がむつかしい宿命中殺と天将星


稀勢の里さん 1986年7月3日生まれ  


複雑な「宿命中殺」の存在

「車騎星」(しゃきせい)が二つ存在する宿命です。


「車騎星」とは、行動力・前進力・負けず嫌いといった質を持つ星で

スポーツ競技でも個人競技に向いている星です。


稀勢の里さんの「車騎星」のうち一つは「宿命中殺」の作用を受けていませんが

もう片方の「車騎星」は「宿命中殺」の作用を受けています。


このように同じ星が二つ存在し、片方が中殺されている場合

「宿命中殺」を消化することがむつかしくなってきます。


「宿命中殺」でない方の星を活かすのか

「宿命中殺」の星を活かすのか、どっちつかずになりやすいからです。



「宿命中殺」である場合には、「宿命中殺」を優先して活かすことが求められます。

このことが二つの「車騎星」を活かすことになると考えます。


「車騎星中殺」を活かすということは

車騎星の持つ質→行動力・前進力・負けず嫌いといったことに

むしろ、とらわれない姿勢です。


如何に、欲を出さずに相撲に取り組めるか。


「負けたら負けたで、いいじゃないか。」くらいの気持ちでいることで

結果がついてくるのが「車騎星中殺」の宿命です。


勝負にこだわるほど、「車騎星中殺」の持つ力は発揮されません。

一方で、中殺されていない「車騎星」が存在することで

責任感が強くなります。


横綱としての責務を最後まで果たさんがために

大怪我を押してまで出場したこと。

これが結果として休場を長引かせる要因になったのではないでしょうか。





「天将星」であるが故に

「天将星」が存在することで

自分がトップに立ちたいという思いが強くなります。


この星を消化しようとすると、注がれるエネルギーたるや

相当なモノになります。


「天将星」として備わっている強いエネルギーを

生涯において燃焼出来るかどうかが重要な宿命です。


「天将星」は、自分自身が目指すモノを見出すと、全力で取り組みます。


更に「天将星」は、事が大袈裟になりやすいですから

怪我もちょっとした怪我では済まない可能性が高くなります。


引退会見では、「一片の悔いもありません。」とのことですが

「天将星」を有する宿命であること

横綱としてのワースト記録を更新する形となったことから考えると

悔しさで出来た大きな塊を抱えている状態ではないかと思われます。


度々流した涙が、そのことを現わしていると感じました。



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